クラスやレイヤのフィルタリングとタグ付け
ファイルに多くのクラスまたはレイヤが含まれる場合は、フィルタやタグを使用すると、Vectorworksアプリケーションのさまざまなクラスおよびレイヤ選択リスト上で項目を探しやすくなります。
カスタムタグを作成してクラスやレイヤに割り当てることで、オーガナイザダイアログボックスでタグ別にソートすることができます。タグをフィルタ条件として使用し、リストに表示されるクラスまたはレイヤを制御することもできます。タグに加えて、他のクラスおよびレイヤプロパティもフィルタとして使用できます。たとえば、名前に「floor」という単語を含み、「proposed」というタグも含むデザインレイヤにレイヤリストを絞り込むようにフィルタを設定できます。
クラスおよびレイヤのカスタムタグとフィルタは、別々に管理されてファイル内に保存されます。必要に応じて、別のファイルからタグやフィルタを取り込むことができます。
デフォルトのタグリストを作成する
クラスやレイヤにデフォルトのタグリストを作成して、タグが一貫して適用されるようにできます。作成後、タグを割り当てるの説明に従って、クラスやレイヤにタグを割り当てます。
デフォルトのタグリストを作成するには:
オーガナイザダイアログボックスで、クラス、デザインレイヤ、またはシートレイヤのうち適切なタブを開きます。
クラスタグリストまたはレイヤタグリストをクリックします。
デフォルトクラスタグリストまたはデフォルトレイヤタグリストダイアログボックスが開きます。
タグを入力し、各タグの後にEnterキーを押します。あるいは、取り込みをクリックし、デフォルトのタグリストを含むVectorworksファイルを選択して、それらのクラスまたはレイヤタグをこのファイルに取り込みます。
タグを割り当てる
コマンド |
パス |
タグの割り当て |
コンテキストメニュー |
必要に応じてクラスやレイヤにタグを割り当てると、オーガナイザダイアログボックスでソートできるほか、Vectorworksのさまざまなクラスおよびレイヤリストの項目を絞り込むフィルタ条件を作成できます。
クラスおよびレイヤタグを割り当てるには:
オーガナイザダイアログボックスまたはナビゲーションパレットで、クラス、デザインレイヤ、またはシートレイヤタブを開きます。
あるいは、クラスまたはレイヤを作成または編集する時にタグを割り当てます。
タグを追加する項目を右クリックし、コマンドを選択します。
タグの割り当てダイアログボックスが開きます。
次のいずれかの操作を行います:
タグを入力して、追加をクリックします。デフォルトのタグリストにないタグを入力すると、クラスまたはレイヤにそのタグが割り当てられますが、デフォルトのリストには追加されません。
リストからタグを選択します。デフォルトのタグはリストの上部に表示され、ファイル内で割り当てたその他のタグはリストの下部に表示されます。デフォルトのタグにアクセスするには、リストを編集を選択します。
割り当て済みタグリストにタグが表示されます。
この項目からタグを削除するには、割り当て済みタグリストでタグを選択して削除をクリックします。すべてのタグを削除するには、すべてを削除をクリックします。
フィルタを作成して管理する
Vectorworksは、長いリストで特定のクラスやレイヤを見つけやすくする複数のデフォルトフィルタを備えています。カスタムフィルタを作成すると、対象をさらに絞り込むことができます。
クラスおよびレイヤフィルタを作成するには:
オーガナイザダイアログボックスで、クラス、デザインレイヤ、またはシートレイヤタブを開きます。
フィルタの管理をクリックします。
クラスフィルタマネージャまたはレイヤフィルタマネージャダイアログボックスが開きます。
新規をクリックします。クラスフィルタまたはレイヤフィルタダイアログボックスが開きます。
フィルタの名前を入力します。
フィルタ定義オプションで、クラスまたはレイヤリストの項目を絞り込む条件を選択します。フィルタ結果のプレビューウインドウが自動的に調整されて、現在の条件と一致する項目が表示されます。
OKをクリックします。フィルタが作成されて、クラスフィルタマネージャまたはレイヤフィルタマネージャダイアログボックスに表示されます。
フィルタを必要なだけ作成します。フィルタを作成すると、以下の管理オプションを使用できるようになります。
ボタン |
説明 |
編集 |
クラスフィルタまたはレイヤフィルタダイアログボックスが開き、フィルタを編集できます。 |
複製 |
選択したフィルタの複製を作成します。 |
削除 |
選択したフィルタを削除します。 |
名前を変更 |
ダイアログボックスが開き、フィルタの新しい名前を入力できます。 |
取り込む |
ダイアログボックスが開き、フィルタの取り込み元となる既存のVectorworksファイルを選択できます。 |